お花見をしました。

お花見をしました。桜の木についての雑学です。
ソメイヨシノは、江戸時代末期に江戸染井村(現在の東京都豊島区)の植木屋が、
「吉野桜」と称して売り出されたといわれます。
日本人の花見の歴史から見れば、まだ200年に満たないサクラで、
日本人に長く親しまれているヤマザクラに比べると、
ソメイヨシノはサクラ界の新参者といえます。
そのようなソメイヨシノが、なぜ全国的に、しかも急速に広まったのか?
ソメイヨシノを植えるように推奨したのは明治政府といわれています。
明治維新後の新政府は、徳川時代から続くもろもろの体制を積極的に排除しました。
サクラの世界においても同様なことが行なわれ、
今までのサクラの名所にあったヤマザクラは、
政府の意向で新しく登場したソメイヨシノに植え替えられました。
ソメイヨシノは富国強兵の波に乗り、あっという間に全国に植え広まったのです。
ソメイヨシノはサクラ類の中でも最も大きく成長する一種です。
その大きさは長命で知られるエドヒガンをも凌ぎます。
良好な環境下であれば、樹齢50年で高さ15m、胸高幹周2.5m、枝張り 20mにもなります。
このように大きくなることを想定せずにいろいろな所に植えてきたので、
後々にいろいろな問題を生ずるようになります。
ソメイヨシノの主な成育特性は次のようにまとめることができます。
(1)成育環境が良ければ成長が早く巨大な樹冠をつくる。
(2)同種で植栽間隔が狭く密植であっても、
樹齢30年程度は互いに枝を交差させながら、高く広く枝を伸ばす。
(3)同種で密植された場合は、交差した枝が日照不足で枯れ始めると樹勢の衰退が始まる。
この状態では、樹齢30〜40年で樹勢がピークとなり、以降は衰退傾向となる。
(4)材質腐朽病に侵されやすく主幹や枝が腐りやすいが、
不定根をこの部分に伸ばし生き長らえようとする性質が強い。
(5)サクラ類の中では最もてんぐ巣病に侵されやすく、
放置しておくと次々と伝播し一帯に蔓延する。さらに放置しておくと枯死する。
ソメイヨシノは加齢とともに危険度が増します。
それは
ソメイヨシノが接ぎ木で増やされた同一クローンであることに起因します。
隣り合うソメイヨシノは、固体は異なっていても同一クローンであるために、
双方から伸びた枝は自分自身であると認識し合い、
隣からの枝を支障なく自分の樹冠の中に受け入れています。
その一方で樹冠上部の枝は、陽光を求めて上へ上へと可能な限り伸びます。
しかし、やがて重なり合った枝は日照不足となり、
徐々に枝枯れを起こし始め、これが引金となり、樹勢衰退が始まります。
この時の樹齢が40年頃ではないかと言われています。
日本の「文化・桜」です。






